
という前向きなブログが多い中、私はソシャゲをやめて病んでしまいました。
毎日「いのちの電話」案内が出てくるような検索ばかりし、引退して1か月の間に2度も高熱が出ました。
ソシャゲの世界を失って1か月が経ったにも関わらず、毎日のようにソシャゲの世界が夢に出てくるほど引きずりました。
しかし、ひたすら気持ちの分析を重ね、ようやく立ち直ることができました。
ここでは、ソシャゲを引退して病んでしまった私が、どのようにして立ち直ったかをお伝えしていきます。
15万も課金したソシャゲを引退した理由
15万も課金したソシャゲをやめた理由は過疎化が酷かったからです。
そして、推しプレイヤーの引退が決定打になりました。
他にも、嫌な人間関係があるとか、運営がやる気なくて新サーバーも出なくなったとか、同じことの繰り返しでつまらないとか、やりたいことはやりきったとか理由は沢山あります。
でも、推しプレイヤーがいなくなって、しばらく一人でプレイしていても楽しくなくて、追うように辞めました。
推しプレイヤーの優しさやかっこよさ、毎日くれるフレンドとしてのアクションが生きがいでした。
ソシャゲ引退で病んだ理由
推しプレイヤー引退前から、そのソシャゲを引退したいという気持ちはあったものの、いざ引退となると気持ちがかなり沈みました。
とはいえ、推しプレイヤーがいなければ続けたいとも思えず…。
私はそのソシャゲに、15万課金に加えて、1日中ゲームに張り付き時間もかなり費やしていました。
だからこそ、辞めたことでかなりの喪失感に襲われました。
推しプレイヤーが引退した寂しさ
ソシャゲの世界で推しプレイヤーとの交流が楽しみだった私にとって、その人が引退することで、心の支えが失われるような感覚になりました。
特に、ゲーム内でのやりとりや対戦で感じていたつながりが、現実世界以上に特別に感じられていたため、その喪失は現実の別れにも似た感覚を伴います。
推しプレイヤーにもう会えない、ということが病んだ理由の1つです。
「強い自分」というステータスの喪失
そのソシャゲは過疎ゲーだったので、15万課金でランキング上位に入りました。
ソシャゲでランカーとしての地位を築くと、ゲーム内での自己肯定感が高まりました。
話したこともない人が自分のことを知っていて、存在感のある自分に気持ちよさを覚えました。
しかし、やめたことでその「強さ」や「認知される存在感」が失われるため、現実の自分とのギャップに気づきました。
「ゲーム内で認められた自分」がいなくなったことで、現実での自分の無力感や虚しさが際立つように感じられたのです。
もともと私は、無理なく好きなことして生きたいと思っていたため、フリーターで自由に生きていました。
少ない収入でやりくりして、それで満足できていました。
けれど、ソシャゲによって地位を得る気持ちよさを知ってしまったために、現状の自分への不満が募り、自分のペースが乱れてしまったのです。
ソシャゲを引退してからの行動
ソシャゲを引退した後は、ポジティブな引退ブログと同様に、取り戻した時間で色々なことに挑戦しました。
- もともと通っていたジムの頻度と滞在時間を増やす
- TOEICの勉強に暇さえあればひたすら費やすほど英語の勉強にのめりこむ
- 英会話カフェや英語SNSを活用して人間関係の構築
- 推し活をテーマにした当ブログを作る
- 職場の同僚とのコミュニケーションを増やす
特に英語の勉強はソシャゲと同じくらい時間を費やし、「暇さえあればやらなきゃ!」という気持ちでやっていました。
こうして挙げてみると、ソシャゲをやめてから人生のプラスになることばかり取り組んでます。
なので「ソシャゲを辞めてよかった!」と言える状態ではあるのですが、憂鬱な気持ちが常に胸にまとわりついているようでした。
そもそも、私はソシャゲを始める前に、メンヘラが酷いからマイペースに自分らしく生きようと気持ちを整えたんです。
そのために、嫌な人間関係を断ち切り、SNSをやめ、フリーターになって、無理のない節約を楽しみ、心地よい暮らしを手に入れました。
だから、ソシャゲをやる前は、現実の自分に満足していたんです。
でも、ソシャゲという世界で、強さと地位と仲間を手に入れた私は、フリーター生活じゃ満たされなくなっていたんです。
毎日のようにソシャゲの夢を見てしまうのも、現実世界を受け入れられなかったからだと思います。
現実世界もソシャゲと同じ地位を得たいという焦りが、夢の中でソシャゲとして反映されて出てきたんだと思います。
焦っていた私は、「もっと頑張らなきゃ!現実でも上を目指さなきゃ!」と、TOEICの勉強やブログに励み、バイト先でのコミュニケーションにも精を出したのです。
その結果、なんと1か月で2回も高熱を伴う風邪を引いてしまいました。
風邪をひいてしまった原因は、常に興奮状態で自律神経が乱れ、免疫力が低下していたためです。
さらに、死にたいという気持ちに襲われることも増え、メンタルの不調も感じました。

そう思った私は、自分のペースを取り戻すために出来ることを考えました。
ソシャゲと真逆の現実を受け入れるためのステップ
ソシャゲの自分を取り戻したくて焦っていた私は、現実を受け入れるため以下のステップを踏みました。
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1現実とソシャゲの違いを明確に理解する
まずは、ソシャゲと現実世界の私にどれほどギャップがあるのかを考えてみました。
ソシャゲの私 | 現実の私 | |
---|---|---|
存在感 | 存在感がある | 存在感がない |
強さ | 強い | 力がない |
信頼 | 頼られている | 頼られない |
経済状況 | 金持ちだと思われている | 低所得 |
仲間の有無 | 仲間がいる | 友達が少ない |
ソシャゲ内はお金を時間を費やせば地位も仲間も簡単に手に入れられます。
現実の私とは真逆の私になれたのです。
けれど、現実はもっと長期的で複雑です。
だからこそ、現実では地位と仲間を手に入れることだけが幸せの条件ではないんですよね。

頼られるのも面倒くさいし…、力もそれほど必要としてなかったな…、と。
これを認識したことで、現実に対しての過度な期待や焦りが落ち着き、ハードルが下がりました。
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2他人の評価より自分の評価に戻す
ソシャゲのランクやステータスは一種の「外的評価」です。
ランクが高ければ他人から強い人、すごい人と評価されるので、他人からの評価に気持ちよさを覚えてしまうのです。
ソシャゲで他人からの評価の気持ちよさを覚えてしまった私は、ソシャゲを辞めた後でも他人から「すごい」と言われるものの代替えとして、TOEICスコア高得点を目指してひたすら勉強してしまったのです。
TOEICの勉強自体はいいことですが、評価を求めて焦る気持ちが強かったため、心身に不調をきたしてしまいました。
2回目の高熱が出たとき、やはり現実では「内的評価」、つまり自分の基準での達成感が重要なんだと気づきました。
私が以前メンヘラに陥った時も、他人からの評価を求めたからです。
他人からの評価を求めると、常に攻撃的な心理状態になってしまい、心が落ち着かずリラックス出来ないのです。
だからこそ、自分基準の評価が大切なんです。
自分の成長を実感できる基準を設け、他人と比較しないことを意識することで、焦らず進んでいけます。

わけもわからず焦って、誰も私のことを認めてくれないとイライラすることもありました。
英語の勉強をしていたこと自体はよかったのですが、精神的によくない状態でした。
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3副交感神経を優位にするリラクゼーションを取り入れる
常に焦った状態を落ち着かせるため、休息やリラックスのときに優位に働く神経である副交感神経を優位にするリラクゼーションを取り入れました。
副交感神経を優位にしてリラックスするための方法には、以下のようなリラクゼーションが効果的です。
- 深呼吸法
「4秒吸って、8秒吐く」リズムで行う呼吸法は、リラックス効果が高いとされています。呼吸に集中することで、心が落ち着き、ストレスが和らぎます。 - 瞑想やマインドフルネス
静かな場所で目を閉じて、呼吸に意識を向けると、心身の緊張が解けてリラックス状態になります。1日5~10分でも続けることで、効果が期待できます。 - 温浴や足湯
38〜40度程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かると、心拍数が落ち着き、心も体もリラックスできます。 - ストレッチやヨガ
首や肩、背中のストレッチは、血流を改善し、緊張をほぐします。 - アロマテラピー
ラベンダーやカモミール、ベルガモットなどのアロマオイルはリラックス効果が高く、副交感神経の働きを助けます。 - リラックスできる音楽を聴く
静かなクラシック音楽や自然音などの落ち着く音楽は、副交感神経を刺激し、心拍数を落ち着ける効果があります。
私はマイペースに過ごす自分をイメージしながら、深呼吸やヨガ、リラックスできる音楽を取り入れました。
「常に英語の勉強をして自分をレベルあげしなきゃ!」と焦っていたのですが、「健康でいなきゃ効率悪いよ」と自分に言い聞かせて、ゆっくり過ごす時間を意識的に作るようにしました。
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4新しい世界に向けて行動
最後は、推しプレイヤーやその他仲間と別れた寂しさを乗り越えるためのステップです。
新しい世界に向けての行動とは、ソシャゲ以外の人間関係を築くことです。
私は幸いにも英語の勉強にハマっていたので、英語つながりでのコミュニティを構築することに決めました。
ワンコインでの英会話カフェや英会話スクール、勉強アプリなどを通しての交流に挑戦しました。
まだソシャゲほどの友人はできていませんが、ソシャゲも最初はぼっちだったことを思い出し、今は仕方ないと割り切っています。
新しい出会いにわくわくすることで、推しプレイヤーとの別れの寂しさもだいぶ落ち着きました。

これらのステップを実践した結果、メンタルはだいぶ改善しました。
体調については、この記事を書いている今、ちょうど二度目の高熱を乗り越えたばかりで、まだ少し咳が残っている状態です。
直に治ると思います。

ソシャゲでの自分とは違い、私は好きなことを優先してのんびり生きていく人なんだと自分に言い聞かせながら、少しずつ自分のペースを取り戻していきたいと思います。